10月26日(土)~27日(日)
高田馬場JETROBOTで開催された
詩人と役者の朗読劇『庭』
ご来場のお客様、配信でご覧くださったお客様、心の中で応援してくれていた皆様、ありがとうございました。
台本に書かれた台詞を読んだ時に、夜の水面を覗き込んでいるような気持ちになった。
ハナは、私とそっくりだった。希望は絶望に変わるだけ、裏切られる位ならもう誰のことも信じないし1人でいい、なのについつい世話焼きになってしまう所も…触れて確かめたくて手を伸ばすけど水は揺れてぼやけて、バランスを崩すとドボンと身体ごと落ちる
スカした顔してそんな感じでした
「彼らが強くなって自分の戦いに勝てば、また会える。弱いままで負けたら会えない、それだけだ。」
最初読んだ時「友達っていうか、、ツインレイとかツインソウルとか、もっと大きい存在も連想させる台詞だな〜」なんて思っていました(最終的にはアリスの事を想う方向性になりました)
この台詞を千秋楽のスピンオフでやる事になったので本番直前にリハーサルして、よし休憩しようと立ち上がったら そにっくなーすさん(アリス役)が泣いていて、
「えっっそにさん?!泣い!?え!??何があった?!!?えっ緊張してんの?!!」
ってめちゃくちゃ焦った
そにさん「ハナが友達、と言ってくれるのが嬉しくて〜〜〜( ; ; )」
感受性豊かすぎるだろ!しっかり言葉の真意が伝わってるの嬉しすぎるだろ!ありがとね!
左:そにっくなーす(詩人)
右:和田花音
今回実は、久しぶりに小道具制作も頑張ったので自慢させてください
作ったものは2つ!
・ハナがシロへ託した飛び出しナイフ🗡️
・槍使いハナの槍
かっこいいでしょ〜
槍は元々白糸雅樹さん(シロ役)がバイオリンの弦を仕舞うのに使っていた筒だし(ご提供ありがとうございます…!)
ナイフは100均の折り畳みコームです笑
クライマックスシーン
ハナの長台詞の時、シロは
ハナに託されたナイフを見つめながらハナの心を想う
という芝居をしてくださっていたそう。恐るべし歌人の表現力。そんなの泣いてしまう。泣いちゃうから知らない方が良かった!!!(知っとけ。)
長渡加奈子さん(ネコジャラシ役)は、ダブルキャストそれぞれのハナとで細やかに芝居を変えてくださっていて、詩人の方や、両チーム観劇してくださったお客様に気づいて欲しいなあと思った
キャストの中に居る数少ない役者の1人で、稽古序盤からたくさん支えて頂きました
是非配信も観てね
ハナ、あなたも私も、大切にしたいものほど壊してしまうのに いつかはひとりになるのに、人を信じて生きていくの?そんな寂しい心でどうやって生きていくの?「どうやって」なんて勝つつもりの無い者の言う事だって、私を怒るのかな。
ハナ、ハナは1人では無いよ。孤独な気持ちで生きている私だってたぶん、ひとりじゃない。ドボンと落ちて水中に深く潜ると私と似ているけれど全然違う人々が踠いていたんだよ 私たちが手を取って水面に上がるとそこは庭になっていた。この庭は、いつか大きな森になるかしら。
野良子供のリーダー 孤高の少女ハナ役
和田花音
(日疋さん、お声がけくださりありがとうございました。配信を観て改めて全員ぴったりの天才的な配役センスに脱帽です…)
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